分析家の独り言 756(フジテレビドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』より父:の役割)


フジテレビで今放送中の『HOPE~期待ゼロの新入社員~』をご覧でしょうか。

2014年に韓国のケーブルテレビ局で放送された連続ドラマ『ミセン-未生-』が

原作で、囲碁のプロ棋士になれなかった青年が総合商社で働くこととなり、

彼がひとりの会社人として成長していく様を描いたヒューマンドラマです。


主人公の一ノ瀬歩(いちのせ・あゆむ)は幼い頃に囲碁に出会い、

プロ棋士を夢見て、それからの時間すべてを囲碁に捧げてきました。

高校生のころ、父親が病気で他界。

日本のプロ棋士採用試験には23歳未満の人しか受けられない、という年齢制限が

あるため、22歳になった一ノ瀬は、最後のチャンスと囲碁に励みます。

しかし、プロ棋士採用試験前日の夜、母親が過労で倒れ、

一ノ瀬も試験に落ちてしまいます。

囲碁の道が閉ざされ、失意のままアルバイトに明け暮れる日々を過ごしますが、

とある総合商社で最終段階をむかえている採用試験を一ノ瀬が受けられる事になります。

試験内容は1ヵ月のインターンシップ。

英語はもちろん何ヵ国語も話せて当たり前、特殊な貿易用語が飛び交う世界で、

満足な社会経験も学歴もない一ノ瀬は、コピーの仕方すら分からず、打ちのめされます。

会社からの期待度0%の一之瀬。

それでも、周りから嘲笑されるほどの必死さと、囲碁で培われた洞察力と

記憶力を武器に、なんとか組織の一員になろうと、ひたむきに仕事に向き合います。

更に詳しいあらすじは、、フジテレビホームページ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』でどうぞ。


最近放映された第7話で、一之瀬のセリフ、

「課長は、僕のために必死で踏ん張ってくれてるんです。本当は嬉しいです。

こんな僕にでも、手を差し伸べようとしてくれた。

いつだって、どんな時だって、僕のことを受け止めてくれました。

いつもちゃんと見てくれていた。

それだけでも十分なんです」と泣きながら言います。


これは子育ての時の、親の子どもへのまなざしと対応に通じます。

家庭においては、父も子どもをこのように守り、受け止め、

まなざしを向けます。

それが会社や社会では、今度は部下を育てる事になります。

人を育てるという意味では同じ共通点があります。

子どもを育てるのは、決して母親だけの仕事や役目ではありません。

エディプス期以降は父が登場して、子どもが言葉を使いこなすようになる

家族の発達段階でいえば、第三期の発達期:子どもが学童期の時期からは、

言語の担い手としての父が家庭での子どもの教育の主人公になります。

その父が仕事にかこつけて、家庭を顧みなかったり、

言語を持っていなかったりすれば、子どもは社会性を学ぶ事はできません。

言葉を正しく使えなければ相手に自分の気持ちや意見を伝えられず、

理解してもらう事もできません。

すると当然孤立し、友達をつくるなど人と関係を持つことが難しくなり、

次第に社会的にひきこもっていくことにもなります。


子ども・人を育て、社会に送り出す事は簡単な事ではありません。

子どもを育てる親の側の能力、それにふさわしい心身の発達を遂げているかなどが問われます。


このドラマを見て、あたらめて子どもにとって父親の役目の大切さを考えさせられました。


家族について、そして父親・母親の役目、子どもへの関わり方、

家族も時間と共に成長・発展してくその筋道などを

『精神分析理論講座』 の 《家族》 の項目で解説しています。


興味・関心のある方,受講に関しては、ラカン精神科学研究所のホームページ をご覧ください。

問い合わせ先は、下記のところへどうぞ。

077-558-8766(電話) 

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                                ラカン精神科学研究所 セラピスト  登張豊実


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