分析家の独り言 520(会話と母の笑顔)

これまで度々コミュニケーションの大切さを語って来ました。

コミュニケーションによって人と人が繋がり、良好な関係を結ぶことが出来るからです。

生まれ育った家庭で両親とどういったコミュニケーションをしたか。

それが基礎となって学校や社会とか関わっていくのですから、

まず家庭で子どもにコミュニケーションを教える必要があります。


『オールOK』子育て法は、子どもにコミュニケーションの原型を教えます。

子ども言われたこことに対して『的確』にしかも『敏速に』対応することです。

それは、子どもに言われたことしかしないのが原則です。

例えば食事で、まず子どもに何が食べたいかを聞きます。

それに対して子どもが「これを食べたい」と言うまで何も言わないことが基本です。

なぜなら、命令指示されてきた子ども、そして口やかましい母であると、

「これ食べる?」と聞かれることが、「食べなさい」に聞こえるからです。

子どもは食べたくなくても、母親に「食べたくない」というと、「せっかく食べると思って作ったのに」と

怒られたり文句を言われるのが嫌なので、仕方なく食べます。

怒られるくらいなら、それほど食べたくなくても食べておいた方が楽だから食べたのでは、

子どもの主体性も育ちません。


子どもに「何が食べたいか?」を聞いて、言われたものだけを作ります。

例えば子どもが、「サラダが欲しかった」と言ったら、そこからサラダを作ります。

このようにして、言ったことしかやらないことによって言葉で言わなければ

母にはそして人には伝わらないことを子どもに教えます。

コミュニケーションの基本を教えるために、

言われたことしかしない、言われない余計なことはしないことです。


「察っしてよ」、「言わなくてもわかるだろう」というのは思い込みと誤解を生みます。

これは正しいコミュニケーションにはなりません。


『オールOK』を始めたお母さんには、「まず口を閉じて、子どもの言うことをよく聴いて下さい」と言います。

余計なこと言わないで、子どもが言うのを待ちます。

そすると、これまでおしゃべりだった母親が黙っているので、子どもは母親に「どうしたの?」

「機嫌が悪いの?」と聞いてきます。

そう言われないために、お母さんはいつも笑顔でいることです。

笑顔で子どもが何か言うのを待っていれば、「機嫌が悪いの?」とは言われません。


鏡の前で笑顔の練習をしたというお母さんもいました。

笑顔で子どもに接するお母さんを支えるのがお父さんの役目です。

養育の中心となる母親(妻)の精神的コンデイションを良い状態で維持し支えるのが父です。

夫婦の仲が良いことが、子どもが心身共に健全に育たつことになるということです。

                                -SSC-1より-



          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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