分析家の独り言 505(子育ては己育て)

クライアント達は自分のコンプレックス(無意識)と闘いながら子どもに 『オールOK』 していきます。

初めから失敗なく完璧に出来るわけではなく、子どもの要求に「ダメ」、「出来ない」、「いい加減にして」など、

否定や拒否の言葉が出そうになるのを止めるのに苦労します。

言ってはいけないと思いながら、止められないこともあります。

言ってしまった後で、言わなければよかったと反省します。

でも、どうしてもその時には止められなかったのです。

その気持ち、とてもよくわかります。

私もそうでした。

何度失敗したことでしょう。

なぜ頭で思っていることと、出てくる言葉が違うのか、止められないのか。

それはコンプレックス(無意識)だから、意識ではコントロールが効かないのです。

クライアントは分析場面で語り、コンプレックス(無意識)に気付いていきます。

実際の子どもへの対応 『オールOK』 をし、分析でその対応を話し合い、

出来なかった時の気持ちや葛藤を語ります。

そうする内に、お母さんであるクライアントに変化が見られてきます。

今まで気付かなかった、自分と夫や、子どもとの関係が見えてきたり

今まで感じたことなない感情が出てきたりします。

今まで悪いと思っていた事が、実はいいことだと意味が書き換わるように、

ゲシュタルト(地と図)といって、視点が変わると視える絵柄も変わります。


私がそうなるにはもっと時間がかかったのに、「偉いな、すごいな」と思うこともよくあります。


子どもに 『オールOK』 していくと、、子どもの自我、心が成長していくのですが、

対応したお母さんにも変化・成長がみられ、

『子育ては己(おのれ・自分自身)育て』 ですね。


一般的にはまず取り組まないだろう 『オールOK』 をするクライアント達に寄り添い支えて、

お母さんの向こう側にいる子ども達が心身共に健康で仕合せにと願いつつ、

精神分析という仕事をしています。



          インテグレーター(精神分析家) 登張豊実


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