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子どもの非行や不登校・ひきこもりの問題で、ラカン精神科学研究所へ相談や分析に来られる。 その方達は、これまでにいろいろな相談機関にも行かれていることが多い。 公的機関もあれば、私的機関もあり、それぞれがいろいろな対応法を言う。 そんな中で気になるのは、「もう子どもは18歳ですから、自分で自分の事はさせてください。突き離しなさい」、「一番してはいけないのは、母親が仕事をやめることです」などということである。 精神分析がいう発達論からいうと、どういう根拠のもとにそういうことを言われているのか。 例えば、「一番してはいけないのは、母親が仕事をやめることです」ということ。 それは、子どもに対してこれまで通りガミガミ小言を言ったりする、子どもにとってうっとうしい母親が仕事を辞めて子どもに傍にいたなら、それはマイナスだろう。 しかし私がいうのは、そういう子どもにとってうっとうしい母親だったから、子どもは非行にでも走らざるを得なかったのではないか。 そうではなく、オールOKする母親になり、子どもの傍にいて適切に世話をすること。 これを『育てなおし』という 出来ることなら、仕事を持っておられるお母さんには、仕事を辞めて子どもの傍にいてもらいたい。 初めからそれが無理でも、その方向で動かれると、子どもの状態が良くなる。 そうすることによって、子どもの自我を育て、家庭を居心地良くする。 そうすれば、わざわざ外に行って友達とつるみ、犯罪行為をすることもない。 しかしまた、ひきこもりの問題については、「親が子どもの言いなりになって、家を居心地良くするから出て行かないんだ」と言う機関もあると聞いた。 それなら居心地悪くして、追い出せというのか。 それも違うだろう。 子どもを受け入れ、理解し、子どもとの間に良好な関係を築くことである。 フロイトのいう口唇期(0〜1.5歳)に、子どもが適切に世話され、愛されることによって、母親との間で基本的信頼を学ぶ。 この母への信頼を元に、他者との信頼をつくっていく。 子ども時代に母との信頼が築けなければ、その先の他者と信頼を築くことは難しい。 そうすると、ひきこもりの人達に多い、人との交流・関係を結ぶことが苦手となる。 非行で走り回る子ども達は、一見仲間がいていいかのように見えるが、その人間関係も良好かどうかはわからない。 寂しさをなめあい、おとしめ合ったり、上下や強者弱者の縦の関係が見られる。 対等で、互いを尊重する関係は、まず家庭の中で母親と学習し築くものである。 圧倒的に弱く、親の庇護を必要としてこの世に生み出された子どもには、まず親の世話と愛情が不可欠である。 先程の、「一番してはいけないのは、母親が仕事をやめることです」というのは、発達論を知らず,親の対応法を言わず、親の無意識を知らないための発言であろう。 親自身の欠損や傷つきなど、親のコンプレックス(無意識)知らずして、子どもへの対応は難しい。 子どもを変えたければ、先ず親が変わること。 そのために精神分析がある。 ラカン精神科学研究所のホームページ オールOK!子育て法 のページ 不登校・ひきこもりに悩む方々へ のページ 非行・家庭内暴力に悩む方々へ のページ |
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